雑居まつり50周年に向けて

1976年10月17日(日)第1回雑居まつりが、現在児童相談所が建っている場所で開催されて、50年になります。
住民主導で半世紀続いてきたこの「雑居まつり」をみんなで考えましょう。

雑居まつりの歴史

雑居まつりをふりかえると、その年ごとにイベントや、市民の関心ごとに合った催しをしてきました。

○1975年2月13日(金)

世田谷区内で活動するさまざまな団体と連絡を取り合い、団体同士の交流を目的として世田谷ボランティア連絡協議会(通称:世ボ連)が発足

○第1回雑居まつり  1976年10月17日(日)に開催

世ボ連のメンバーが呼びかけ、地域のさまざまな問題を解決するためにみんなで考える場を創ることを目的として始まった。

○第2回

会場を羽根木公園に移す

○第3回  わたぼうしコンサート

「雑居まつりエプロン」登場 自分たちで雑居まつりのロゴをシルク印刷
のちに若者の間で黒色のエプロンが憧れの的となる

○第4回  8ミリによる記録映像を作成

富くじを発行、当日抽選会を行う
さかうえけんいちさんコンサート
ダンボール遊具がやってくる
世田谷みのり会鼓笛隊パレード
わたぼうしコンサートとジョイントコンサート

○第5回

ミニキャブ完成・お披露目

○第7回

コーナー別の会議や集約から広場別の会議や集約に変更

○第8回  出夢出夢虫ミニコンサート 「サンバパレード」開始

○第10回 【周年行事】おたのしみ券を発行、当日抽選会を行う

写真コンテスト
※お楽しみ券を買って頂くために「10年のあゆみ(原丶)」を作成

○第11回

後援名義が出ない危機 「雑居まつり宣言」を発信

○第14回 パッチワークによる「雑居まつり宣言」を作成

○第15回 【周年行事】絵画展
【周年行事】前夜祭 プレイベントとして公園のパーゴラにてコンサート
ごみを出さない取り組みを始めるため、「ごみ宣言」を発信

○第16回 長尾當代さんのセミナー~被爆体験を聞く会~

○第18回 おおたか静流さんコンサート

○第20回 【周年行事】いのちと人権を考えるパネルディスカッション
【周年行事】エイズキルト展

パネラー:近藤悦子さん、竹本憲生さん、沢澤畑勉さん、荻野陽一さん 司会:宮前武夫さん

○第25回 【周年行事】第1部 各広場による発表 
第2部 喜納昌吉さんコンサート

(世田谷区民会館大ホール)

○第29回

開催後、雑居まつりの準備やあとかたづけで利用させて頂いていた羽根木公園のプールが解体される

○第30回 【周年行事】交流会

(総合福祉センター研修室)

○第31回

ピースキルト完成

○第35回 【周年行事】第1部 雑居まつりを澤畑勉さんが語る
第2部 一品持ち寄りによる交流会

(生活クラブ デポ―せたがや)

○第40回 【周年行事】一品持ち寄りによる交流会

(世田谷ボランティア協会)

【周年行事】被爆3世の柿の木の植樹

映像「雑居まつり40年のメッセージ」作成
雑居まつりの誕生について碓井英一さん、濱屋郁生さん、宮前武夫さん、澤畑勉さん、天野房子さんらのインタビューと、第40回雑居まつりの1日を収録

○第45回 コロナ禍により開催を断念 「記念誌」を作成

○第47回

広場別の会議や集約からエリア別の会議や集約に変更

50回に向けて

雑居まつりに対するみんなの思いを持ち寄り「かたち」にする作業を行なっている中で、以下のような意見や感想が出されました。

  • 住民主導で半世紀続いてきた雑居まつりは、地域の象徴であり、このまつりを通じて多くのことを学ぶことができた。雑居まつりは「世田谷のボランティアと福祉の芯」だと表現していた人がいた。一緒に昔の話を聞きながら、実行委員の団体同士で交流のきっかけになるのではないか。
  • 様々な意見をもったいろいろな人たちの声を聞ける場で、若者たちにとっても、たくさんの経験を得てそれぞれの力を発揮できる重要な場でもあるので続けていきたい。
  • 40周年の記念交流会で雑居まつりの年表が作られたと思うが、その後の10年を加えることができたら、時代の流れも反映できておもしろいのはないか。
  • 40周年の時のDVDは、「雑居まつりとは何なんだ?」という想いでスタートして、原点に関わった人たちに協力してもらって映像にまとめた。
  • 50周年に向けて実行委員会と共に考えていくことが必要であり、過去にはDVD鑑賞会や講演会、公式YouTubeチャンネルなどの案が挙がっている。
  • 過去の写真撮影やDVD作成、記録の充実が振り返りとして大切だろう。特に40周年のDVDを作成し、記録として残せたのは重要だった。
    交流会などで歴史を知ることで、次に繋げていくエネルギーを生み出せる。
  • 雑居まつりの魅力は「交流」にある。まつり当日に参加団体同士が直接交流する機会を持つことがなかなか難しいため、別途機会を設けるのが良いという意見があった。過去に何度か交流会が行われているが、担当者が変わった団体なども多いので、改めて行なってはどうか。
  • 第25回の周年行事では、雑居まつりの広報を目的として世田谷区民会館の大ホールを借りて、大規模なコンサートを企画・実施した。費用はチケット販売による収益で賄われたが、準備などにかなりの労力を要し、これまでで一番大変だった。(いま、あの時のエネルギーを費やすことは難しい…)
  • みんなで楽しいことを考え、50回に向けて盛り上がっていきたい。今後の雑居まつりにとって大変な時期だと今年(49回)の初めから言ってきているので、ここで考えられないならダメなんじゃないか?実行委員に「あなたたちにとって雑居まつりとは?」という宿題を出したらどうか?
  • みんなで大変な想いをしないと楽しさ(おもしろさ)は生まれてこない。来年のスタートを少し早めにして、みんなで楽しいことを考えていきたい。
  • フィナーレのアイディア:サンバパレードで毎回作成している山車の写真展示や思い出話を交えた交流ができたら楽しいのではないか。また、フィナーレの最後に気球を飛ばしてみたいと密かに思っている。
  • ロゴやポスターの歴史:雑居まつりのロゴは第3回の時に作られた。当時、区内で活動していた青年教室に関わっていた若者が作ってくれた。
    今のポスターの絵を描いてくれている方は、事務局に直接「ポスターの絵を描かせてください」と連絡をいただいた。その後8年間にわたり、現在も絵を描いてくれている人がいる。

雑居まつり50周年に向けての話し合い